レベル４

　先ほど海老名市から土砂災害警戒区域の住民に避難指示、レベル４が発令されました。これに先立って市内の小中学校の休校やコミュニティーセンターなどの休館も市民に伝えられました。
　海老名市内の土砂災害警戒区域は下のリンクからご確認下さい。

　我が家の周辺でも激しい雨が降っています。
　私の事務所も今日は閉所しようかと思っています。

　どうか被害にあわぬよう、最大限の警戒を!!
海老名市土砂災害警戒区域
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/sabo/bousai/keikai/215.html

インクルーシブ・包み込む

　先日、私の事務所に市内でフリースクールを運営している方が相談にみえました。
　現代社会の中で、子どもたちの学びの場やそのありようは多様化していて、これまで公立の小中学校で行なってきた画一的な教育では受け止めきれない子どもたちが増えています。子どもたちが・・と書きましたが、大人だって同様で、現代では職場も私生活のありようも多様化して自由になっていますよね。ですから、子どもは学校に行くものだと決めつけたり、学校に行けなくなったら大変なことだ!と悩んだり、政治や行政もそうですが不登校の児童・生徒の数を気にしているよりも、そういう子どもたちの受け皿となる多様な学びの場を作ることが大事だと私は思います。
　相談に見えたフリースクールの方は自宅を使ってスクールを運営していますが、子どもたちが日中身体を動かせる場が確保できないことや、保護者、運営者の経済的な負担が大きいことに課題を感じているとのことでした。

　さて、昨日の新聞にも掲載されていましたが、海老名市教育委員会は、全ての子どもを受け入れることができる「フルインクルーシブ教育」を神奈川県内で唯一実践することとして、今年度から計画づくりを始めました。でも実際の話、公立の小中学校の校舎の中に全ての子どもたちを受け入れるというのは現実的ではありません。だって、そういう場に馴染めないから上記のようなフリースクールに通う子どもたちもいるのですから。従って、これから様々な障がいや、医療的ケアや外国の子やトランスジェンダーの子や、みんなみんなをフルにインクルーシブ(直訳・包み込む)できるようにするには、公立の学校だけで頑張るのではなく、上記のような民間で活動してくれているような人々や場を一緒に包み込んで行くような感覚が必要だと思うのです。

　月曜日は朝礼。教室では「起立、気を付け、礼」。そういう教育が悪いわけではありませんが、それだけでは包み込めない子どもたちがいること自体、とても自然なことですから。

収獲

　台風10号はどうなることやら・・・
　一念発起して始めた農業。議員活動と両立させることが大前提でしたが、早起きをすることで仕事に影響もなく、夏野菜の生産も順調で、今は三番手のキュウリが収穫季を迎えています。

　こうして農業をやって自分の中で一番変化したことは「日々の気候」を気にするようになったことと「金銭感覚」です。毎朝の収穫はコンテナに一杯ほどのキュウリ、ナス、オクラ、トウガラシそれにカボチャ。それを妻が袋詰めして無人の直売で売って、昨日の売り上げは1900円。でも「400円(売上金が)足りない」と100円玉を数える妻にかける言葉がありません。なぜなら、昼食に1200円のとんかつ定食を食べてしまった罪悪感が湧いてしまって。

　8月も今週で終わり、県議会は9月の定例議会が始まり、同時に自民党も立憲民主党も総裁選挙。

　日の出頃、夜露をしっかり実に含んだキュウリを折れば、パリッと弾けるほどのみずみずしさがあります。カボチャは収穫してから2週間ほど熟すと甘みが増します。トウガラシは干し上げなければ辛味が出ません。持ち味の出し方はそれぞれ、総裁選のこととは関係ありませんが・・。

決戦投票

「高市が寝技で抑え込む!」という記事の見出しを読んで、まさかあの人(高市早苗氏)にそんなことができるのか?とよく記事を読んだらオリンピックに出場した柔道の高市選手のことだった・・なんて、ありもしない冗談ですが、自民党の総裁選はこの週末も行く先々で話題に。
　10人とか11人とか、そんなに多くの人が立候補するとなると早くも一回目の選挙では決まらず、上位二人による決戦投票(国会議員による)を視野に入れて選挙戦を見てしまいます。つまり上位二人に入らなかった候補者とそれを支持する国会議員がどっちに付くかで決戦の結果が決まる・・・となると、なんだか国民からは目に見えない政界の力関係で最後の結果が出るような形になり、これはあまりイメージが良くありませんね。

　台風10号の接近が気になる週のスタート。西よりから上陸して日本列島を縦断するような予想図になって来ています。事前の対策をしっかりとして、くれぐれも被害に遭わないようになさってください。

脇さん

　来夏行われる参院選について、自民党神奈川県連は神奈川県選挙区の公認候補に県庁の産業労働局長である脇雅昭さん(42)を党本部に上申することにしました。思いがけない足もとに素敵な人材が居た・・そんな感じですかね。
　この選挙について・・これまで自民党からは島村大さんが出ていましたが、昨年急逝されたことから後任となる候補者を私たちは公募という形で募っていました。その結果我々も驚きましたが４１人の人から応募がありました。この人数にはまだまだ日本の政治も捨てたものじゃないと考えて良いのか?それともそれだけ国民が現下の政治に危機感を感じている表れと受け止めるべきか?たぶん両方の意味合いがあると考えるべきでしょうね。

　足もとに素敵な人材なんて書きましたが、東大を出て総務省、神奈川県出向という優秀な面だけでなく、本当に愛されるタイプのキャラクターでいつもニコニコしている人。ワッキーなんて議員からは呼ばれて親しまれていましたが、私的には劇団ひとりとキャラがかぶるなぁと(笑)。
　島村大さんも人柄の良い人でしたからね。良い人を見つけ出すことができて、来夏に向けて神奈川の自民党は心を合わせて行くことができると感じています。

　ただ、こうした形になって本人は県の職員を辞職しました。そのことによってご迷惑をおかけする職員をはじめ関係者の皆様には申し訳ないことだと思います。これも国のかじ取りをする公職を選挙するためのことと、どうかご堪忍を頂けたら幸いです。

総裁選に望むこと

　今日も自民党総裁選の話になってしまいますが・・何しろ１０人もの名前が取りざたされてますからね。さて、マスコミの興味本位な報道などあまり気にしなければ良いのですが、それでも「石破には国会に仲間がいない」とか、「河野は前回の総裁選で担いだのにその後なんのフォローも無いからもう推さない」とか、あるいは「高市は付き合いが悪い」など、国会議員の中で言われているのであろう風評が伝わって来ます。そんなこと、「どうでもいいでしょ」と、私は思ってしまいます。ヤクザじゃあるまいし、親分子分だとか、義理だとかハリだとか、そういう感覚で党のトップ、ひいては国のトップを選ぼうとする国会議員がいることが不思議です。そうやって群れたがる人たちがまた、派閥を作って行くのでしょうね。
　まあ、それでも今回は同じ派閥の中から複数の立候補者が出たり、派閥横断的に候補者の擁立活動が展開されるなど、かつてのように派閥の領袖どうしが話を付けて人事が決まるような弊害は無くなりつつあると感じます。
　大事なことはその人の政策や国家観が明確にされて選択が行われること。例えば改憲に対する考え方について、財政については健全化を目指すのか積極型の姿勢で臨むのか。経済についてはどんな政策で臨むのか、原子力など我が国のエネルギー政策についての考え、あるいは夫婦別姓や同性婚について、中福祉中負担の我が国福祉のありようについてなどなど、国の根幹を成す政策について各々の主張をハッキリとさせて頂いて、なおかつそれを実行する力量を見極める事であり、そために自民党の総裁選があるのだと思います。

台風一家

　一週間の間に５号、６号、７号、８号と４つもの台風が発生。４つとなると兄弟なのか家族なのか、台風一家と誤変換もしてしまう・・。それでも上陸が予想された７号については甚大な被害という状況にはならず、良かったですね。

　自民党の総裁選が面白くなって来ました。石破、林、茂木、こういう顔ぶれでは何の面白みもありませんが、そこに小林鷹之というこれまであまり知られていなかったニューフエイスが加わったことで選挙の趣が大きく変わった印象です。私が聞く限りではこの小林氏、政策的に極めて優秀で、経済安全保障担当相に異例の抜擢をされ、政策を推進した人。なおかつ人柄においてとても好人物との評価が聞かれます。推薦人を真っ先に集めたことから党内基盤もしっかりしているのでしょう。願わくは、派閥の領袖とか、古株の先輩とかが影をちらつかせて傀儡のイメージを国民に持たれたりしないよう、周囲の配慮が必要だということですかね。もちろん小林氏が今回総裁にならなかったとしても、こうした人材が党の表面に出て来ることがとても良いことだと思います。

　今日は台風一過で気温が上がるようです。
　湿度も高いので熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。

慌てずに

　困窮する農民に「パンが無いならお菓子を食べればいいじゃない」と言った王妃マリーアントワネット(と言う俗説)ではありませんが、巷のスーパーマーケットなどからお米が姿を消したとＳＮＳなどの投稿で見かけるようになりました。昨年の不作で端境期の今は米の流通が不足しているそうです。
　そう聞いて１９９３年に起きた平成の米騒動を思い出す人も多いと思います。あの時はしかたなくタイ米を食べたりしたものですが、当時「日本一の米屋」と言われた会社に勤めていた私には人生の特別な思い出として刻まれている出来事です。でも、実際に米はそれほどに不足していたわけではなく、値上がりをもくろんで米を買い占める業者や、不安に煽られて必要以上にお米を買おうとした消費者が引き起こした騒動であったと私は思います。実際あのとき、倉庫いっぱいに積み上げられた米を背にぼろ儲けをした社長さんがいました。その人に頭を下げて「どうか少しでもお分け下さい」と仕入れを申し込んだ私。その時その人が提示した金額は現金払いで一俵(６０�s)２５０００円(およそ今の倍額)、という法外なものでした。

　でも今回の米不足については、もうたちまち千葉や高知などの早場米が出荷され、続いて各地の新米がどんどんと収穫される時期ですから、店頭で品薄になるのはごく一時的なもの。どうか慌てないで頂きたいと思います。

　さて、地震と台風、二つの不安の中で迎えた盆明け。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
　今のところ神奈川県海老名市については小康状態。これから日中と夜にかけて風雨が強まる予報ですが、災害が起きないことを祈ると共に、警戒にあたってくれている消防を始め、避難所の開設など、対応に務めてくれている自治体職員の皆さんに「お疲れさまです」と申し上げたい気持ちです。

退陣

　あまりのすがすがしさに、にかいからあそー!ほんとかい!と声がする。

　って、冗談ですが、そのくらいにようやく退陣を表明してくれた岸田総理。辞めることになったから言うわけではありませんが、デフレからの脱却も見え、マクロ経済における諸政策は確実に成功して来たと言えると思います。一方国民から批判を浴びた裏金問題など政局への対応についても、考えようによっては古くから言われて来た派閥政治の問題について、自ら宏池会を解散することで断行したと見ることもできなくはありません。

　こうなりますと、９月中に自民党の新しい総裁が決まり、首班指名が行われた後、新内閣としては世間の注目が高くフレッシュなうちに解散総選挙という流れになる可能性が高いと思います。

　問題はその新しい顔がだれになるのか・・。林官房長官や茂木幹事長のようなベテラン世代の総理に、小泉、小林といった若手が幹事長などの要職について支える布陣となるのか?　あるいはその逆で若手がトップに立ってベテランが支える構図になるのか・・。

小さな泉が湧き、川上には石多く、やがて河は野を流れ、岸には木が茂り、小さな林はやがて樹林を形成し、広がる田には早苗が風にそよぐ。
　岸田総理はドリームチームと言いましたが、何よりも国民への説明を尽くし、国民の共感を得られる政府を形成して欲しいものです。

速報

　菅前総理の秘書をしている息子から「岸田総理が総裁選に出ない。たった今ＮＨＫが速報を打った」と10分ほど前に電話がありました。「お盆休みの最中に人騒がせな・・」と思いながらも「なぜ今？」「次はだれ？」など様々に思惑がめぐります。そして着地点から考えるに、すでに大方の話がついたから岸田氏は「辞める」と言ったのだろうと・・。

　次は・・・

　林官房長官・・茂木幹事長・・いややはり小林鷹之氏が有力か。と私なりの脳内パズルが出した解。
　あるいは世代交代や自民党政治の刷新を望む思いが勝手にそこに行きつこうとするのかも。
　対抗馬は小石河連合・・・しかしこの人たちはあくまでも岸田さんが出馬してこそのアンチテーゼと思ってしまうのは私だけではないでしょう。むしろそこから脱却できれば、若い候補者同士、国民の耳目を集める総裁選が実現するかもしれません。

　さて、どうなりますことやら。

盆

　お盆ですね。
　私も今日は先祖の迎え火を焚いて、明日、明後日と盆休みを頂きます。
　ま、ご先祖の遺した畑で仕事をしていますが・・・。
　暑けにやられぬよう、お気をつけ下さい。

今朝の一句
　煩悩は　脇に追いやり　盆の入り　

立秋?

　最近では株の売り買いもAIが判断して自動でやっちゃうそうで・・・。
　株価の乱高下が話題となっていますが、そもそも近年の株価は物がよく売れるとか、世界から求められる技術や製品が生まれたなど、実体経済が向上した結果として上がっていたわけではなく、為替や戦争やアメリカ経済といった外的な要素で投機的に株価が変動しているわけですから、一喜一憂するのはバカバカしいことなのではないかな、と思います。

　季節は立秋・・秋とはまたこれも実感も実態も伴わない感じですが、一応しきたりとしてはこれ以降は残暑ということになります。連日の猛暑に体調を崩されませぬよう、お気をつけ下さい。

人間の方が・・・

　昨日、社家の県道で乗用車とトラックが衝突する死亡事故が発生しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af2a3461425c1cff90c25822a28304f617ddd44e?fbclid=IwY2xjawEY_OlleHRuA2FlbQIxMQABHf_I4RbkoAYQmKKqJbLQTdRS3gUXRXaBeEu-k5Fkeq2JxI_ComEVPXeFqQ_aem_b_sQb_hNB912dHNg66I8xA
　ニュースの映像を見る限り、乗用車が無謀な運転をして対向車線に飛び出してトラックと衝突したようで、なんと不幸なことに罪もないトラックドライバーが亡くなってしまいました。乗用車はとても高級でスポーティーな外車。どんな人が運転していたのか分かりませんが、無謀な運転によって犯した罪はさぞかし重いものになるのではないでしょうか。

　先日、自動運転に関して県の県土整備局と対話をする機会がありました。現在日本の自動車メーカーが開発に取り組んでいる自動運転のシステムは、主に道路に表示されている中央線や路側帯をカメラで読み取って車輛を誘導するシステムになっており、この道路上のラインが消えないように維持することがとても重要になります。今後自動車専用道路から、国県道などの主要な道路へと自動運転が導入され、大型物流センター間のトラックの移動などはドライバーの不足という事情もあり、自動運転が導入されていくものと思われます。ですから、県は県道上のラインを消えないように維持しなければならない、というのが対話の内容だったのですが、一方で自動運転の安全性について疑問を呈する意見もありました。でも私は言ったのですが「事故が起きる可能性について総じて言うなら、人間の運転の方が危険と言えるのではないか」と。
　昨日の社家での事故もそうですし、高齢ドライバーなどが引き起こすブレーキの踏み間違いや逆走、だれにでもあり得る居眠りやわき見、感情をコントロールできない無謀な運転など、人間が引き起こすエラーの方がよほど危険度が高いような気がします。

　今日も一日安全運転でお過ごしください。

ＰＳ・ついでに言うなら・・オリンピックの審判の判定について誤審だ何だのといつも騒ぎになりますが、これもやっぱり人間というものの不確実性ですよね。