2008年04月13日

痛恨の極み

 とても残念な事故が起きてしまいました。4月から有馬高校に開設された座間養護学校の分教室。社家駅からの通学路が危険であることから歩行者用信号機の設置を求めて来ましたが、間に合わないまま、通学三日目にして障害を持つ生徒が横断歩道上で車にはねられ重傷を負う事故が発生してしまいました。

〜以下詳報〜
 就学者の増加によって定員を大きく超える生徒を受け入れ、超満杯状態が続く県立養護学校。この状態をなんとか解消するための意味もこめて県立高校の空き教室等を利用して養護学校の分教室を開設する取り組みが数年前から始まっています。
 実はこの4月から海老名市内の有馬高校にて新たな分教室が開設されました。第一期生は15名。軽度な知的障害を持つ生徒が自宅から自力で通学する決まりになっています。受け入れをする高校側も校長先生を中心に熱意をもって取組んでくれており大きな期待を背負ってのスタートでした。しかし、保護者の間から一点だけ問題が提起されていたことがあります。それは最寄り駅であるJP相模線の社家駅からの距離が遠いこととその間の経路となる通学路は交通量が多く危険であること。そもそもこの有馬高校に養護学校の分教室を作ること自体が昨年の中旬に急きょ決まったこともあり、県教育委員会も通学路のことまで頭が回らないまま開設までの準備が進んでしまった感があります。そこで私も保護者の皆さんと相談し、この道路を横断する際の“歩行者用信号機の付いた横断歩道”の設置について県警に要望をしてまいりました。
 しかし、誠に残念なことに事故は起きてしまいました。分教室に入学したばかりの生徒が通学途中の横断歩道を渡っている際に軽乗用車にはねられ骨折をするという事態が発生してしまったのです。通学を開始してからわずか3日目の出来事でした。

 一言で言えばまさに痛恨の極みです。県議会議員になってこれほど無念な出来事はありません。学校側は当面の間通学路に教員を配置して安全を確保するとのことですが、なぜ事故が起きる前にそのことに気が回らなかったのか・・・責任を感じます。
posted by おさだ at 23:05| Comment(3) | TrackBack(0) | 政治
この記事へのコメント
県議に成られての初の一般質問で障害児教育や養護学校の問題を取り上げた長田さんのこと、まして、つい先日に事務所に寄った時、座間養護学校有馬分校の受け入れ体制や問題点など聞いてましたので、今回の件では、長田さんがほんとうに心を痛めているのが判ります。
書かれているとおり、今回の事の背景には養護学校不足の問題がありますね。

人のブログに長々書くわけにもいかず、うちのケースを書きました。
良かったら見て下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/berettafp1201/6456190.html
Posted by ぞうさん at 2008年04月14日 12:32
こんにちは。
あの県道は真っ直ぐで道幅の割りに
非常に速度が出易い非常に危険な道路です。

横断歩道が有るとは言え、歩行者無視の節操の
無いドライバ−のマナ−や良心は信じられません。

具体的なスピ−ドの出せない対策が必要です。
あまり周知されていないと思いますが横断歩道上
の歩行者無視は信号無視と同等の交通違反
ですからその徹底的な取り締まり、通学路表示や
路面段差設置等々対応をお願いします。

同じ子を持つ親として交通事故に合うほど
悲しい事は無いと思います。。
Posted by yama at 2008年04月20日 16:10
まったくですね。横断歩道の前で立ち止まっていても停まる車はほとんどありません。昨日も総合福祉会館から駐車場に向かう横断歩道を渡っていてあやうくひかれそうになりましたよ。慌てていた私も悪いんですが、海老名警察署の目の前にある横断歩道でさえも同じですからドライバーの再認識を促す施策が必要だと思っています。
Posted by おさだ at 2008年04月21日 06:35
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