2017年04月10日

憂い

 弥生神社の境内で、いきなり“ドン!!”という爆発音が響き、思わず身を硬くしました。アメリカによる北朝鮮への武力介入・・が、頭をよぎります。私は今までこれほど世界情勢に過敏になったことはありません。
 爆発音は祭の始まりを告げる花火を発射した音でした。つむった目を開けば、辺りには色とりどりのハッピを着た人々や、はしゃぎまわる子供たちの姿・・。
 ドン!パンパンパン!  ドン!パンパンパン!
「なんだ、びっくりした・・」 つぶやきながら硬くした身がほどけます。危機と平和が隣り合わせになっている、そんな気持ちが胸に沸き起こります。

「中国がやらないなら我々がやる」と言ったトランプの言葉がやはり気になります。どんなふうに考えてみても、武力の行使というオプションだけは選んではいけないと私は思う。戦争を始めるのはボタン一つだろう。しかし、アメリカはそうして始めた戦争を終わらせることができない。そもそも今日のIS(イスラミックステート)の勃興やシリアの内紛を招いたのは、アメリカがイラクの政治に介入し、フセインを処刑したところから始まっているではないか。
 北朝鮮に比して、宗教対立や民族対立のあまたある中東では紛争の火種となる土壌が違う。しかしだからと言って金正恩政権など簡単に潰せるくらいに考えているとしたらそれは甘いのではないか・・。ひとたび戦火が起これば燃え盛るのは攻撃された人々の憎悪であり、それは10年20年、あるいは100年と続く対立の始まりとなる。対立が対立を呼び、憎しみが憎しみを生み、飛び火する。それが戦争というものではないか・・。
 国家や宗教のためにテロリストになる者がいるだろうか? 否、肉親を殺された憎しみこそが彼らに銃を持たせるのではないか。

 今、アメリカに自制を求められるのは日本だと私は信じたい。私たちの国にも、お祭りの風景の中にも、朝鮮半島をふるさとにする多くの人が居て、笑って一緒に平和に暮らしをしていることをこそ大切に思うから。


posted by おさだ at 07:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感
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