2018年08月01日

原発にて

 私が乗ったクルマが立ち入り禁止区域に入ると、立ち並ぶ家屋や商店は7年前の震災当時のままガラスが割れ、瓦が崩れ落ち、門には他人の侵入を防ぐフェンスがあります。歳月を感じさせるのは旺盛な植物の力で、伸びたツル性の植物が放置された車を飲みつくし、田んぼだった場所はススキや柳が繁茂して原野の様相です。
IMG_3312.jpg
 やがて厳重なチェックと安全に関する説明を何度も受け、線量計を身に付けて私は福島第一、第二原発を視察することができました。
 とりわけ水素爆発によって天井が吹き飛んだ第一原発の原子炉建屋の前を通過する際には、係員の方が「線量150、170、250、300・・・」と、その数値が建屋に近づくにしたがって上がって行くのを聞きながら、緊張の中での視察となりました。

 これから先、完全な廃炉には20年、30年という歳月が必要だとか。
 最近立ち入り禁止が解除された地域では住民の帰還は5%程度だそうです。

 大地を繁茂する植物と同じように黙々と、私たち人間がこの地で営みを続け、やがて福島が元の姿を取り戻すまで、私たち日本国民がみんなで関心を持ち続けなければならないことだと強く感じました。



posted by おさだ at 09:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感
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