2018年10月19日

オーバースペック

 季節は「寒露(かんろ)」も終わりに近づき、窓辺にキリギリスの鳴く頃とされています。今年の秋はなかなかスカッと晴れませんが、いつもならアリとキリギリスの例えの通り、働き者のアリがせっせと冬支度をするのを横目に、キリギリスが楽器を鳴らして好季を楽しむそんな頃なんでしょうね。先憂後楽の典型的な童話ですが、私も来春には選挙ですから、今からしっかり準備をして春に備えたいと今朝も駅頭に向かいます。

 さて、昨日の県議会でも話題になりましたが、KYBという会社による免振装置の不正。県議会の入る県庁新庁舎の地下に設置されている免振装置もこの会社のものであることが分かりました。以前ゴムメーカーによる同様な不正が発覚した経緯があるにも関わらず「またか!」と、怒りを通り越した感情に発すべき言葉も見つかりません。
 私たちの国では、三菱、日産、スズキ、富士重工と自動車メーカーによる不正が続きましたが、後から不正が発覚する会社は先に出た他者のニュースを見て、自らの不正をひた隠しにしようとしていたものかと思うと本当に呆れます。
 ただし、こうしたニュースを見て、一方で思い浮かぶ「オーバースペック」という言葉。できもしない、あるいは必要以上に高い性能をうたい文句にして物を売り、それは結局コストを上げ、製品の価格に跳ね返るのだけれど、他社との競争のなかでそれができず、結局手抜きになる。そんな商習慣がこの国全体の商習慣の中あるのではないか。食品の短すぎる賞味期限や必要以上な包装などもある意味オーバースペックと言えるのかもしれません。
 こうした企業の不正が発覚するたびに、我々は我々自身の問題として色々と考え直さなければいけない部分があるのではないだろうかと思うのです。


posted by おさだ at 06:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感
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