2019年11月29日

チャイナという秩序

 ホンコンの混乱に米国議会が手をつっこみ、中国が報復もあると敵意をあらわにする。北朝鮮はミサイルを打ち上げ・・今、世界中で一番キナ臭い地域が、私たち日本を含む東アジアではないか。

 昨年中国を訪問してから思っていることだが、すでに地球の一部に「チャイナ」という新しい「秩序」が誕生していて、そのチャイナを相手に米国や日本などの西側諸国が躍起になって、自分たちのルールに従わせようとしても無理なのではないか・・と。
 チャイナという秩序は資本主義でも共産主義でも自由主義でもないもので、例えば今この国では立ち小便をして防犯カメラに写ったら、顔認証によって氏名が公表されてしまう。そんなこと日本やアメリカだったらとてもできることではないが、この国では国民がそれを受け入れている。国民が受け入れているのだから、他国の者がプライバシーなんてことを持ち出して忠告しても意味は無い。
 そうした強権的な政治の魅力は何よりも政治判断がスピーディーであること。民主的ではあるが、ポピュリズムにおちいり、物事が決められず、スキャンダルで政治が揺れ動く国に比べたら、強い競争力を持ちやすい政治構造だ。そしてそれがあれよと言う間に世界で最も電子マネーが普及した経済環境の国を作り上げ、ファーウェイやアリババといったインターネット関連会社の躍進を生み。医科学の世界においても世界の先端技術を凌駕しつつある。
 これからこのチャイナという新たな秩序に、韓国や北朝鮮、ASEAN諸国、あるいはアフリカ諸国までもが取り込まれて行くのか・・大きなせめぎ合いが始まる。香港で起きている暴動はそうしたエポックの始まりを告げているのではないか・・・と思ってしまう。

 さて、私たち日本は欧米と共に自由主義諸国の一員として、これからその時代をどう生きて行くのか。国を動かす者は、そうとう真剣に考えなければいけないことだ。
 だが、この国のポピュリズムはどうにもしようがなく、またしても国会は今日から審議拒否なんだそうだ。

 一つ言えること。この地球上の歴史で、この150年ほどのわずかな時を除けば、中国という国は常に、世界で一番大きな国であったということ。


posted by おさだ at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感
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