2021年07月30日

リスクとベネフィット

 近年、たぶん壮年期の私の場合は・・ということだと思うのですが、何かに一喜一憂することがだんだん苦手になっていて、できるだけ気持ちの起伏の無い平穏な状態で日々を過ごしたいと思うようになっている、そんな自分に気づきます。ですから、オリンピックでだれが勝ったとか負けたという話題は若干刺激が強くて、特に勝つはずの選手が負けて涙を流す様子などを見てしまうと、こちらの気持ちも落ち込んでしまうので、ついついテレビで観戦したりするのを避けてしまいます。新聞で結果を知るくらいがちょうどいいかな・・。

 気持ちに刺激が強いという意味では、感染が拡大の一途を辿っているコロナの問題などはまさにそうなのですが、一日に全国で一万人、神奈川で一千人以上が感染している現状はまさにただ事ではありません。この状況について昨日小池都知事はこう語ったそうです。
「ワクチン接種がかなり加速した。重症化しやすい60代以上の割合が減っている今、今後重症者数の動向を注視していく必要があるが、第3波のときとは状況が異なると認識している。デルタ株の影響を考えると若者や中高年世代にどうやってワクチンを早く行き渡らせるかということが重要」
 まさにこれが知事の立場から見る今の状況だと思うのですが、これまで都民の危機感を強く煽って来た印象の強い小池知事だけに、この穏当な発言には「変わり身」だとか「オリンピックへの影響を考えてぬるい事を言っている」などと批判もあるようです。
 新型コロナウイルスの感染を防ぐことが、今の日本にとって一番大事な課題であることは間違いありません。でも同時にオリンピックやパラリンピックを開催することは平和を希求する世界に対する我が国の責任や貢献であり、これも大事な事です。更に経済活動の維持も学びの保証も、感染防止とは相反する課題であるけれども維持していかなかければならない行政で、つまりリスクとベネフィット(利益/恩恵/便益)の双方を同時に求めて行かなければならない、今が一番大変な時だということだと思います。

 暑い日が続く中で、水田の稲穂は青さを増しています。早生の実がつくまであと一か月といったところでしょうか。古来、田で採れる実、つまり「田の実」のことが転じて「頼み」という言葉になったと言います。今の私たちにとっての頼みはワクチン。田の実が稔る頃までには・・と、あと少しの我慢ですね。

posted by おさだ at 08:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感
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