今日は二四節季の半夏生。農事歴ではこの日までに田植えを終えましょうという季節。
ところで、今年はカラスやハクビシンなどの鳥獣による農作物被害が多発しています。

私の家の周辺にはトウモロコシ畑が多くありますが、20羽くらいのカラスがいっせいに畑に舞い降りる様子が見えます。農家も鳥が嫌う糸を張ったり、爆音を鳴らしたりと対策を講じていますが、なにしろ頭の良い相手で、効果はいっとき、たちまち意味のないものになってしまいます。
人と野生の戦いは太古の昔から続いてきたものですが、近年私たちの国では人口が減少するとともに人間の生息域が野生側から押し戻されている。そんな事かもしれません。
今日、私の地元の神社では蝗除祭(こうじょさい)という神事が行われます。イナゴなどの被害を逃れ、秋には豊かな実りがありますようにと祈願する式典です。