7月26日は私たち神奈川県民にとって永遠に忘れてはならない日。
津久井やまゆり園事件から今日で6年。お亡くなりになられた19人の方たちのご冥福を祈り、心より哀悼致したいと思います。
「意思疎通のできない重度障害者は人の幸せを奪い、不幸をばらまく存在」と、裁判で語った植松死刑囚。彼の心をここまでむごいものにした根本原因に目を向け、改善の歩みを進めて行く事こそが大切だと思います。
植松死刑囚だけでなく多くの人が、知的に重度な障がいをお持ちの方は何も分かっていないと決めつけていたのは大きな間違いでした。実は意思も気持ちも考えもちゃんとお持ちで、ただそれを表現することが上手にできないということ。周囲の丁寧な関わり方次第でその意思を確認することができ、その意思に沿った生活環境を整える事でこれまで身体拘束をされていた人が自立した生活を営むことができる。この現実に目を向け、それを実践することこそが大事なこれからの福祉である事に、私たち神奈川県行政は気づき、今それを実践しようとしています。
事件があってようやくそれに気づかされたというのはあまりにも悲しい現実ですが、でも事件があったことでそれに気づくことができたのだから、前向きに福祉のありようを変えていく。その原点を忘れないために、私たちは7月26日を大切な日として胸に刻むべきなのだと思います。
2022年07月26日
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