2022年08月03日

適正なマークアップを

 政府は最低賃金を31円も上げると言う。神奈川県は最低の時給が1,071円になるが、中小零細企業経営者の悲鳴が聞こえて来るような大幅で強制的な賃金上昇だ。ただでさえ燃料や原材料が値上がりしている中で従業員の給料も強制的に上げざるを得ないとすれば、経営が成り立たない中小零細企業も多いのでは・・・。
 ある菓子小売店の社長さんは言う。
「一生懸命働いてくれる人に高い給料払ってあげるのは大いに結構。下手をすれば俺なんかより気は利くし、仕事も早いベテランのパートさんもいるからね。でも、ちょっと目を離せばスマホいじって、目の前の洗い物も言われなければやらない高校生アルバイトにも千円の時給ってさ、これじゃ高校生も10年働いているベテランさんも時給に差をつけられないよ。せめてそういう差をつけられるように経営者の裁量を認めて欲しいよ。そうでないと若い子とか手先の不器用な人とか、そういう人を雇う経営者いなくなるよ。結局困るのはそういう人たちじゃないか」

 今、大事なことは日本の企業経営全体にまん延している「コストカット経営」と「安値競争」の風土ではないだろうか。
・大企業が下請けに安値の仕事を請け負わせ、その下請けが孫請けに安値を求め、孫請けは納品業者にツケを回す。
・県庁も市役所も公共事業の発注は見積り額よりも2割も3割も安い価格で業者に入札をさせる。
・街角での小売りをほぼ独占しようとしているコンビニチェーンがコーヒーを100円で売る。
・牛丼が10円値上げしただけでニュースになる。

 これでは経済が枯死してしまうに決まっている。
 ただ賃金を上げろというだけでなく、「コストカット経営」から適正な利ざやを企業が価格に転嫁できる「マークアップ経営」にわが国の経済全体を誘導できるような政策の知恵は無いのか!?

posted by おさだ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感
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