昨日9月9日は重陽の節句。別名を「菊の節句」と言うそうです。暦が旧暦から新暦になったため、菊の季節にはまだ早いのですが、古来中国では菊の香りを移した菊酒を飲んで邪気を払ったといいます。日本ではちょうど栗の収穫時期と重なるため、「栗の節句」とも。
こんな風に私は節季をひいて日本の古式ゆかしい風習をブログに書くことが多いのですが、そうしたものの多くが上記にもある通り中国から学んだものに由来します。私たち日本の今ある姿は、古くから続いた中国という国からの学びを抜きには成しえなかったものと私は思います。
今、私たちの国は膨張する中国経済に多くを依存しながら経済を立てている一方で、この国の統制的な政治体制と軍事的な圧力の強まりに警戒感を高めています。そうした中で中国のことを嫌う人も多く見かけます。
脱亜入欧・・明治時代に言われた言葉です。これから世界のブロック化が進むであろう中で、私たち日本は米欧との連携を強め、中国とは距離を置く方向に進むのでしょう。でも私たち日本人の生活風土やDNAは米欧より中国との結びつきの方が強く歴史が長いのは事実。
難しい時代を迎えることと思いますが、私たちは亜細亜の大国から「学ぶ」姿勢は保ち続けていたいものと、ふとそんなことを思います。
今日は中秋の名月。
日本から見る月は満月でも、中国からは違って見えるのでしょう。もちろんアメリカから見ればもっと違う。でも月の本質は同じですよね。
2022年09月10日
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