2025年02月15日

裸の王様

 二月は如月(きさらぎ)。寒さのあまり着物を重ね着して、更に着る。そんな「着さら着」から二月は如月と呼ぶようになったとか・・。今日は寒さも少し緩むようですが、来週はまた寒波がやって来るようですね。

 アンデルセンの寓話にある「裸の王様」。政治の仕事をしていると社会の中で指導的な立場にある人との付き合いが多くありますが、そうした人の中にはまさに裸の王様だな・・と思ってしまうような人もいます。
 アンデルセンが描いたのは、裸のまま街をパレードした王様一人に対する比喩だけではなく、「馬鹿には見えない布」を織り上げた二人の詐欺師であり、見えない布を自分が馬鹿だと知れるのを恐れて「見える」と言った家来たちであり、はたまたありもしない服を着せられて裸のまま街を行く王様に仰天しつつも、それを言えずに「素敵な衣装だ」とほめたたえる街の人々など、王様を取り巻く全ての人たちに対する風刺なのでは。
 つまり今風に言えば組織論として、トップの周りにイエスマンばかりが集まり、判断を誤り、やがて組織が崩壊して行くことの道理であると思います。

 この人はまったく「裸の王様だな」と思いつつ、でもそれを忠言したところで聞く耳は持つまいと口をつぐんでしまう私自身もアンデルセン童話のキャストの一人なのでしょう。それどころか、自分自身こそ裸になってはいないか?と、自戒しながら自分を胸元から足もとまで見下ろします。

 如月の着ぶくれが目に入るばかりですが。

posted by おさだ at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感
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