2025年03月02日

まさか・・もしかして・・

 トランプとゼンレンスキー、世界平和に関わる大事な場面を首脳個人どうしが感情的になって台無しにしまうなんて、なんと馬鹿げたことかと思います。
 しかし、首脳(大統領や総理大臣)というのはそんなにレベルの低いものだろうか・・。
 もしかしてバンスが外交という言葉を出すこともあらかじめシナリオされていたとして、まさか意図的に作られたトラブルなんじゃないか・・と私は考えてしまいます。例えばゼレンスキーが意図的に突っかかって会談を台無しにしたのではと。
 戦争を遂行するウクライナ政府にとって何よりも大事なことは自国民がそれを支持してくれること。一方トランプは支援の見返りとして鉱物資源の権益を求めたわけですが、これをゼレンスキーがすんなりと受け入れたときにウクライナ国民の間でどんな反応が予想できるだろうか?当然アメリカだけでなくゼレンスキーや政府に対して激しい反発が起きたことだろう。
 ナチスの侵略とユダヤ人への迫害、それを追い払ってくれたはずのロシアによる圧政。そういう歴史を経験して来たウクライナ国民からすれば、助けるかわりに見返りを求めるアメリカも、結局はロシアと同じように戦争が終わればウクライナを搾取するのだろう・・・。そう考えるのが当然なのではないだろうか。
 従ってゼレンスキーにしてみれば、トランプの要求を最初から突っぱねることもできたが、それより受け入れる姿勢をしめしつつ、突発的なトラブルという体で一度はテーブルをひっくり返すことで、まずは国民の支持をつなぎ止めつつ、「まぁあれはお互い言葉のあやということで・・」とアメリカとの交渉を継続する。その両方を得ようとした戦略ではないか・・。鉱物資源の権益に群がろうとするスポンサーの手前、トランプだってあんな形でまったくの破談にしてしまうわけにもいくまい。ゼレンスキーが鉱物資源と引き換えにするならばNATOへの加盟が絶対条件でしょう。それが担保されない中であっさりサインなんてハナからできはしかったはず。

 なんて、私の勝手な想像ですが、だとしたらゼレンスキーって人はものすごい人ですね。しかし国というものを率いて大国との戦争を続けて来たゼレンスキーからすれば、所詮経営者感覚のトランプのハッタリなど屁でもない。本当にウクライナを見捨ててロシアと手を結べば、当のアメリカ国内がひび割れるだろう。「第三次世界大戦」それを口にした時点であなたの負けだ。
 それくらいに胆が据わっていてもおかしくはないですよね。

posted by おさだ at 08:35| Comment(1) | TrackBack(0) | 日々雑感
この記事へのコメント
概ね賛成です。ゼレンスキー大統領にしろトランプ大統領にしろ、わざわざテレビ中継の最中に本当にケンカするような事はしないでしょう。もし本当にそうだとしたらかなり低レベルです。だから私もヤラセではないかと睨んいます。鉱物資源探索にアメリカの企業がウクライナの各地に拠点を設ければ、その場所にロシアが砲弾を落とす訳にはいきませんからね。ロシア側はなんとしてもアメリカとの直接対決は望んでいないでしょうから。さらに言えばアメリカの民間企業がウクライナにシンパシーを抱いてなんらかの援助をウクライナ軍に行っても、民間の行動にトランプ大統領はSTOPとは言わないと思います。
Posted by SUE at 2025年03月08日 21:20
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