2026年07月22日

服ふ

 まつろふと読みます。北方謙三氏の小説など読んでいると時々出て来る言葉ですが、服従するという意味であり、「どうしても服わぬなら殺してしまえ!」なんていう感じで使われます。
 今の時代にもそんな風に、自分に服従しない者を何としても服ろわせよう、だめなら形だけでも頭を下げさせた形に・・なんてことに執心する政治家がいるものです。その心の内にあるのは「不安」。独裁者にとって自分に恭順しない者はやがて謀反を起こすのではないかという不安や恐怖がつきまとう。そうして力で人を服従させたとしても「こいつ本心はどうなんだ?」と更に不安がまさり、疑心暗鬼は人心の離反を招き、やがて失脚する。

 大河ドラマの豊臣兄弟が面白いですね。独裁者信長が、筆頭家老の光秀に本能寺で討たれ、いよいよ清須会議に。そして天下人となる秀吉も、握った権力を奪われる不安にかられ、甥の秀次(関白)を切腹させその家族まで殺して野にさらす・・という晩節をたどります。

 権力は人を狂わせる。そうならぬうちに手放すことが肝要。
 人の世は重き荷を背負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず・・ですね。

posted by おさだ at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感
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