今日の日記は分かりにくい内容だと、書いた私が思うし、よほどヒマな人以外は読まないで頂いた方が良いかもしれません。
では本題・・・
衆議院の解散総選挙が近づいてきた。政権交代そのものが大きな争点となる選挙であることは必定の様相だが、なんだかそのわりに高揚感が無い。
何しろ自民党と民主党とどう違うの?と問われて国民が納得する答えのできる者はいるのか?民主は高速道路無料で自民は1000円とか?・・いや結局どちらも同じ方向性ではないか!景気対策(刺激策)をバラマキと批判するが、民主が政権を取ったところで結局同じようなことをするのは目に見えている。だからつまり「いっぺん民主にやらせてみたい。」程度の思いが政権交代願望のベースだから盛り上がらないのも無理は無い。
残念ながら現状は自民党が自民党らしくもないことをやり、民主支持層に食い込もうとし、民主党も民主党らしくもないことをして政権を担える支持層を形成しようとしている。そして気が付けばどちらも渾然としてわけが分からない。
本当に政権交代可能な緊張感のある政治を目指すなら、今こそ我々政治に携わる者はこの国の政治思想を二つに仕分けし、国民に分かりやすく示す必要がある。
思想とはその基本的な考えをもって一つ一つの課題を考察すれば自ずと目指すべき方向性があぶりだされ、二つの思想は争いを求めることなく互いの違いを映し出してみせる鏡のようなものでなくてはならない。
私は思う。
自民党には厳父の威厳と博愛を
民主党には聖母の清純と慈愛を
まことに抽象的な表現かもしれないが、家族に父親の役割と母親の役割があるように、双方が持ち味を発揮して国民の幸せのために議論を成熟させて欲しい。
例えば厳父は、国家の大観に立って国防や外交において国益を守り、教育にあっては規範意識の薄れた戦後民主主義の反省に立って改めて自由は義務の裏づけに立つものだといった思想普及に努めるべきであろう。
例えば聖母は、老いや障害に苦しむ人々の立場に立ち、福祉の充実を訴え、環境の保全無くして人類の未来は無く、目先の富を求める経済原則に勝るものだと主張すべきだと私は思う。
こうしたまさに“思想”の違いを双方が明確にし、あらゆる政策においてディペイトする努力の中で国民にとって最良の答えを導き出すことが必要だと思うのだ。もちろん政治家は一つの立場に身を置いたら生涯それを守り感性を研ぎ澄ます努力をべきであって、場面場面で軸足のブレるような者にはその資格が無い。
残念ながら今の政治は、物事の主体となって行動しようとする“タイプ”の人が与党の側に立ち、何事も批判することが政治だと決め込んでいるような人が野党の側に立っているだけのことのように思われてならない。
2009年06月16日
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