2009年10月21日

錦秋

秋の田のかりほの庵の苫をあらみ
     わが衣手は露にぬれつつ


《訳》
収穫の秋を迎え、刈り取られた稲が仮小屋に集めらるころだろう。
しかし、草ぶきの屋根の編み目は粗いので、農夫の袖は、夜の雨雫に濡れ、寒い思いをしているのだろう。
その様を思うと私の袖も、涙でしっとりと濡れてゆきます。

小倉百人一首でも真っ先に出てくるなじみの深い一首ですが、詠み人は天智天皇。

ine.gif

憂いを忘れた政治が国民から支持されないのは当然。
一方「たわけ者」という言葉があります。たわけは田分けの意だそうで、親が子どもたちに、子どもたちがその子どもらに財産である田んぼを分けてやる。一見美しい平等主義のようだが、いずれ田は細分化され、だれひとり食べて行くことができなくなってしまう。そんな当たり前に気付かぬ者を田分け者と言ったとか。

我が家の水田にて。
posted by おさだ at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/33081481

この記事へのトラックバック