平成23年の新春。皆様あけましておめでとうございます。
日々の思いを綴ってきたこのブログも11年目を迎えます。新春にあたり私が思うのは、本当の意味で今年は中央集権のこの国を解体し、地方政府を樹立するための地域主権元年にしなくてはいけないということであります。
今年は統一地方選挙の年、様々な地域の選挙において地域主権が一層叫ばれ、そのエネルギーがマグマのようにこの国の表層近くに達しているのを感じる一年になるのではないでしょうか。またそうでなくてはいけません。
具体的には大阪府知事などを中心とした首長新党が結成される動きもあります。一方国は財源無きバラマキを続行し、子ども手当てについては神奈川県知事がこれを拒否する姿勢を先鋭化させるなど、国と地方自治体との軋轢(あつれき)は益々加熱する様相にあります。
それでも政府は新年度において税収を上回る借金を積み増しする予算を、2年続けて組もうとしています。すでに天文学的な数字に膨れ上がってしまったこの国の借金。このまま日本という国を政府(国)に任せていては本当にこの国は終わってしまう。そうした危機感が前出の新党、地方自治体の事務拒否、などの動きにつながっていることは当然です。
戦後からの高度成長を支えたこの国のシステムが自民党政権とともに崩壊し、期待された民主党政権がこれに輪をかける放埓ぶりを見せるに至り、今や私たちは政権の選択ではなく、この国の運営システム自体の再構築を決断しなければならない時に来ているのだと私は思います。
しかし、この国をデリートすることはできません。パソコンのシステムを起動させたままスペックを強化し、OSを入れ替えるような作業を“この国”で行なわなければならないのです。
改めまして今年は統一地方選挙の年。国民の皆さんの理解が不可欠なことは言うまでもありません。
2011年01月04日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/42371173
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/42371173
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック