
さてニュースと言えば、年末から最近あまり聞かなくなったような温かいニュースがありますね。群馬の児童相談所に伊達直人と名乗る置手紙と共にランドセルが届けられてから全国で同じように児童擁護施設にブレゼントが届く出来事がおきているという。
伊達直人と言えば私たちの子どもの頃流行った人気マンガ、タイガーマスクの主人公。孤児として施設で育った直人少年がやがてプロレスラーとなりファイトマネーを孤児たちのために寄付し続ける話。
30分のアニメのエンディング曲が「みなし児のバラード」
強ければそれでいいんだ
力さえあればいいんだ
ひねくれて星をにらんだ僕なのさ
ああ、だけどそんな僕でもあの子らは慕ってくれる
それだからみんなの幸せ祈るのさ
という切ない曲に今でも胸打たれます。
悪の巣窟「虎の穴」で修行した伊達直人は悪役レスラーであった自分の過去と、かつての悪い仲間と、負けそうになるとついつい反則技を使ってしまう弱い自分と戦い、苦悶します。
そして施設の子ども達には自分がタイガーであることを言わず寄付を続け、車にひかれそうになった子どもをかばって死にます。絶命の淵で彼は虎のマスクを川に投げ捨て、自分が元悪役レスラーであったことを最後まで子ども達に隠し死んでいきます。ただ、直人を育てた優しい寮母さんだけがうすうすと・・・
年末からのニュースはとても心温まる出来事。匿名だからこその部分もあり、それだけにマスコミにはあまり大げさに報じないでそっとしておいてあげて欲しいなぁ・・・。