畏れながら黒岩知事の行政手腕に不安を感じている。
震災がれきの受け入れはどうなった?
神奈川独立構想っていったいなんだ?
そして今年3回ほど開催すると言う神奈川臨調の一回目でいきなり「県有施設の原則全廃」と来たもんだ。
どの施策も大変すばらしい目標である。実現できるなら、の話だが。例えば県有施設全廃となればかなりの経費を削減しその分を県民福祉の向上に振り向けることも借金を減らすこともできるだろう。しかし例えば海老名市内で言うなら産業技術センターや農業アカデミー、畜産研究所などがその対象になる。産業技術の育成という我が国経済の底辺を担う不採算で骨の折れる仕事や、鳥インフルエンザやBSEなどの動物由来の危機から県民を守る仕事をどんなふうに民間に任せるのか?しかも任せたら口を出さないと言う。機能不全の危惧も伴い、実現にはかなりの検討と工夫と合意結成を要す課題であることは愚鈍な私でも想像できる。
これだけの偉業を黒岩知事がわずか三年で成し遂げたなら、これを支持しない理由などあろうか?
しかし「メッセージ性が大事だ。」という知事の発言は気になる。空き樽はよく鳴ると言うが、議論の中身も無いまま、とりあえずでかいことを言っておいて、実態と世論が附いてくるか?見てから適当な落としどころを見つけようって、そんなことなら狼少年のそしりを逃れまい。
これは批判ではない。言うならば憂いだ。
2012年05月31日
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