すっかり秋らしくなりさわやかな日が続いていますね。
日本語というものは美しいもので、この季節に感じはじめる寒さを、「やや寒」と言い、ついで「うそ寒」(うそは嘘でなく薄のこと)そして「肌寒」「朝寒」「夜寒」「そぞろ寒」と続きます。秋の「少し寒い」ということ一つを表すのに、こんなにも色々な表現をする私たちの国の言葉、誇りに思います。
言葉というものは使いようで美しく、使いようで人を傷つける。言論をなりわいとする私たちは、その言葉を難しいと言っていては進歩がありませんね。
さて読書の秋、今は三国志を読み返しています。その一節。徳治の英雄、劉備玄徳が行軍中深い谷に行き逢い、立ち往生しているところへたくさんの羊を連れた少年が現れます。聡明そうなその少年は劉備に言います。「あなたが恐れていては馬は前に進めません。」そして少年はスタスタを深い谷を降りて行き、羊たちもそれに従って行く。
劉備玄徳と諸葛孔明との出会いの場面です。やがて劉備は三顧の礼をもって孔明を軍師に迎え入れることになります。
政治もかくありたい。
2012年10月10日
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