2007年06月28日

温泉爆発事故について

 渋谷区で過日発生した温泉スパでの天然ガス爆発事故に関連して、去る25日に行われた県議会(防災警察常任委員会)で安全防災局に対して質問をさせて頂きました。

 爆発発生の原因やメカニズムについては南関東ガス田の存在などすでにマスコミ等で報道され、明らかになりつつあります。しかし、政治行政の観点から見た最大の問題は大深度から温泉をくみ出す際に可燃性のガスが発生することが知られていながらそれらの安全な処理について行政指導の“想定外”に置かれていたということ。

 今回の私の質問に対しても消防などを所管する安全防災局からは「これまで保健所が指導を行ってきた。」という答えが聞かれ、それはつまり「安全防災局は担当外ですよ。」という意味なのだが、保健所が温泉に対して行う指導というのはあくまでも“公衆衛生”という視点のものであり、温泉の水質だとか脱衣所がどうとか排水処理のあり方といった問題について行われたきたもの。それはそれで良いとして今回このような大事故が発生した以上、防災という視点から行政が安全管理に乗り出すのは当然のこと。むしろ千葉のいわし博物館等で同種の事故が発生した時点で対応できなかったことが実に残念でならないのです。
 
 県の温泉地学研究所の話では県内では804ヶ所で温泉のくみ上げが行われており、そのうち70ヶ所が1000メートル以上の大深度から温泉をくみ上げているとのこと。

 今日の新聞報道では海老名市内の二つの温泉施設でガス発生が確認され、かつガスが溜まる屋内のくみ上げ施設であったこと、さらにガス検知器などの設置もされていなかったことが報道されました。海老名市はこれまでの認識では南関東ガス田のエリアには含まれておらず、これもまた想定外の出来事。つまり、まだまだ未知の危険は身近なところにあり、他人事ではないのです。
posted by おさだ at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) |
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