2006年07月28日

美しい国へ(安倍晋三・著)

1864d145.jpg 次期の自民党総裁=総理大臣に一番近い安倍晋三氏が著作を出したというので早速読んでみました。わが国の保守陣営のとてもスタンダードな主張がしっかりとゆるぎない思いで記されている。というのが私の印象です。

 保守と言うとあたかも改革の対極にあって変わらない、あるいは封建的なイメージで喧伝されてきたためか良い印象を持たない人が多いようです、しかし、小泉首相の登場からその印象は変わりました。保守とは現状の体制や過去の歴史をふまえて現実的な感覚の中で必要な改革を進め、国としてのアイデンティティーを保って行こうとする思想であることがこの本を通じてよくわかります。

 時の人が書いたから、というよりも政治に興味がある人ならこれを読んで今の日本を動かしている「保守」という思想の基本を押えておく。そんな意味でバイブルとなるのではないでしょうか。

 余談ながら、かつて小沢一郎氏が注目されていたころ『日本改造計画』という本を発表しました。その1ページ目はグランドキャニオンの断崖に佇んでの日米の違いを指摘する所からスタートしています。そこには、落下防止の柵もなければ“危険近寄るな”の看板もない。全て自己責任原則が貫かれている。日本のようにお上が手取り足取り庇護する仕組みなぞない。と書かれています。しかし、野党の党首となった今、小沢氏は「小泉改革の光と影」と言ってセーフティーネット論を展開されている。これはやはり変節ととられても仕方の無い変化だと私は感じています。

 政治家が著作を著すということは下手をすれば自らの手足を縛ることにもなるものですね。
posted by おさだ at 08:25| Comment(0) | TrackBack(1) |
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美しい国へ
Excerpt: 『自信と誇りのもてる日本へ』 本書は、次期総裁有力候補と呼ばれる安倍晋三氏の 本格的な初の単著となります。 小沢一郎氏の『日本改造計画』に対抗した、政策書かと思い購入しましたが 内容は、政策に至る前..
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Tracked: 2006-07-30 09:50