この年の瀬になって実にいやなニュースである。「上海の領事館職員が自殺した原因は中国政府による遺憾な行為が原因。」という話。
実に1年7ヶ月もひた隠しにしてきた日本の外務省の姿勢にこそ疑問を感じざるを得ない。おそらく週刊誌にスッパ抜かれて初めて政治サイドに知れ、対中的には強行姿勢をとる小泉政府の怒りに触れて発表ということになったのではないか?
ことが事実であるならば(もっともそれなりの裏づけがなければ発表したりはしないだろうけれど)とんでもないことであり、外務省のこれまでの態度に国民から批判が集まり、毅然とした態度をとろうとする政府(政治サイド)に支持が行くのは当然の成り行きではなかろうか? 結果的に外務省は必要以上の国家摩擦を演出してしまったことになる。
そして中国政府は「何を今さら・・・」と怒りのポーズ(いつものことだが)をとっているが、改めて「日本の外務省」と「日本の政治」が一体でないことにビックリしている。というのが正直な感想では?「これじゃ役人から最高機密」を聞き出してもあんまり意味無いぞ。なんて思っているのではないだろうか。
それにしても、今や日本国民の中国に対する感情の悪化は日増しに強まるばかりという感がある。これは憂慮すべき事態。今回の事件もこれに更なる拍車をかけることになるだろう。中国政府もこれまでなら両国間の対立のたびに中国の身方をしてくれていた日本のマスコミや日本の世論が、どうやら“潮目”が変わったぞ、と気付いてもらわねば困るのだが・・・・。
2005年12月30日
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