2005年09月19日

敬老の日を考える

 福祉の現場で働く毎日が続いております。
 今日は「敬老の日」。私が施設長をしているグループホーム・デイサービスセンター“あつぎみなみ” ではスタッフが知恵を絞ってイベントを企画しています。デイサービスセンターでは鉄板焼きで皆さんにスタミナをつけてもらおう!グループホームではビンゴゲームに外食etc・・・

 でも施設長の私は考えました。
 結論的に言えば「皆さんをお年寄り扱いしたくない。」ということ。

 敬老の日・いかにも老いてかわいそうなお年寄りをいたわりましょう。という感覚があります。そうですね、この祝日が制定されたころの時代背景と高齢者の様子ならそういうこともアリだったんだろうけれど・・・・例えば背中を丸めてトクホン(膏薬)を体中に貼って杖をついて、ぞうりを履いて・・・というイメージのお年寄り像。度重なる戦禍にみまわれ、急激な近代化に取り残された老いた人たち。(私の偏見かな?)平均寿命60歳のころのお年寄りたち。

 でも今、福祉の対象となっている高齢者は、それらの古いお年寄りのイメージとはかけ離れた生き方をしている人たちが多くいらっしゃいます。
 私たちがお一人お一人の高齢者の“自尊心”というものを意識しなければ、福祉はその人にとってきわめて屈辱的なものになってしまいます。

  〜あるダメなヘルパーの発語〜
「はい、おトキさんお風呂入っちゃいましょ〜う。え?大丈夫ダッコしてあげるから。さぁお風呂に運ぶよぉ。云々・・・」
 入っちゃうというやっつけ仕事。
 ダッコという子ども扱い。
 運ぶという荷物扱い。
 してあげるという施しの態度。   などなど


 今日一日、私の施設では「敬老の日」という言葉を使うことをやめました。
posted by おさだ at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) |
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