2024年11月27日

学童保育

 学童保育というものがあります。
 家に帰っても家族がいない放課後の児童に、安全で楽しく成長できる場を提供する。そんな施設が学童保育です。現在私は「神奈川の学童保育を支える議員連盟(超党派)」の会長を務めており、昨日はメンバーの皆さんと共に横浜市内の二か所の施設を視察させて頂きました。
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 この議連が立ち上がった15年前に比べれば、制度も公的補助も格段に整備され、施設の数も利用する子どもの数も増えた学童保育ですが、今でも指導員の処遇改善。配慮を必要とする子どもへの対応。ひとり親家庭などの保護者負担の軽減、通いたくても施設の不足や定員によって通えない待機児童の問題など様々な課題があり、各党各会派、同様の認識の中で政府や県、市町村の対応を求めて行きたいと、認識を新たにしています。

 老若男女みんなで働いてこの国の国力を維持する。そのために子どもたちの保護がおろそかになってはいけない。むしろより良い成長を促して次の時代を担ってもらいたい。経済と子育ては表裏一体のものですから。

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2024年11月25日

マスコミの岐路

「マスコミも悪い」なんて言いますが。
 内閣支持率急落・・おそらくAPECでの石破氏の無作法が報じられたことが原因でしょうけれど、いつも思うのは日本のマスコミ報道というのは批判を始めると各社それ一色になってしまう。「いや、ちょっと違うんじゃないの?」と角度を変えて伝えるようなマスコミなんてありませんね。そんな日本のマスコミがすっかり裏を突かれ、大きな岐路に立たされたと思うのが今回の兵庫県知事選挙で起きた現象ではないでしょうか。
 人は誰しも一色に染まった情報に触れると心の片隅で「本当かな?」とわずかな猜疑心を抱くもの。そこへ「やっぱりそうよね」と思わされる情報をネットで見つける。垂れ流しのテレビと違ってネットは自分でアクセスした(見つけた)という感覚がありますから「みんなは知らないけれどやっぱり私の見方は正しかった」とその情報の信ぴょう性も確認せずに得心してしまう。ところがその情報を流している者は真実などそっちのけの単なる閲覧数稼ぎというケースも多い。
 テレビを見ない人も増えている今。既存のマスコミも変わって行かなければ生き残れないと思うし、ネット上のいいかげんな情報に対する我々のリテラシーも向上させて行かなければいけませんね。

 もっとも、このブログだってそうしたネット上の有象無象の一つに過ぎないのかも知れませんけれど。

 今日から12月議会が始まります。

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2024年11月24日

慣れ

 4歳と2歳の孫が、何かに怯えて「怖い・・」と言っています。昨日の夕刻、市役所の防災無線が行方不明者のお知らせを流した後、孫たちはその意味を大人から聞いて怖くなってしまったのでしょう。「だれかに連れて行かれたの?」と4歳。「お出かけしたんだよ」と2歳。
 私は子供らしい反応だな・・と思う一方で、こういう気持ちになるのが普通なのかも・・と。思えばこんな風に行方不明を知らせる放送が始まった頃は私もなんとか見つけてやろうと、その人の特徴に耳を澄ませ、クルマを運転しながら該当者がいないか気を付けたものです。ところが最近では大して気にもせず、聞き流してしまうことが多くなった気がします。慣れというのはそういうものですかね。
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 昨日は新嘗祭(にいなめさい)が全国各地の神社で行われたことと思います。私の氏神様である本郷神社でも地元の農家の皆さんが作物を持ちより宮司による祭式が営まれました。米の収穫も終わり、五穀豊穣への感謝を神にささげ、自らもその作物を食す。宮中でも一年の内もっとも大切な神事であると聞きます。
 私もこうした折々の祭りごとに参加するようになって30年。前出の防災無線ではありませんが、あたりまえのルーティーンになってはいけませんね。特に今年の秋口に起きた米不足とその後の米価の高騰なんていう社会問題もありますから・・。

 今日は海老名市の「ふれあい農業まつり」や県内の商工会が海老名駅前に集まって行う「県商工会まつり」などに参加させて頂きます。
 秋も深まりましたね。

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2024年11月21日

百三歳になったアトム

 何年も前に古本屋で買った本が書棚に置いたままになっていました。
 谷川俊太郎さんのエッセイ。訃報を聞いて改めて読んでみようかな・・と。
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「夜のミッキーマウス」という詩集は私にとってはセンセーショナルで、「百三歳になったアトム」という詩にはすっかりやられてしまったものです。

 大相撲解説の北の富士さんも亡くなったと・・。ざっくばらんな解説は最高に面白かったし、ダンディな装いも「こんな歳の重ね方をしたいな」と思わせられる方でした。
 火野正平さんも・・自転車で全国を旅する番組も良かったけれど、極道の妻たちという映画で演じたダメなヤクザの役がハマってました。

 なんて秋なんだ・・。

百三歳になったアトム
        谷川俊太郎
人里離れた湖の岸辺でアトムは夕日を見ている
百三歳になったが顔は生れたときのままだ
鴉(からす)の群れがねぐらへ帰って行く

もう何度自分に問いかけたことだろう
ぼくには魂ってものがあるんだろうか
人並み以上の知性があるとしても
寅(とら)さんにだって負けないくらいの情があるとしても

いつだったかピーターパンに会ったとき言われた
きみおちんちんないんだって?
それって魂みたいなもの?
と問い返したらピーターは大笑いしたっけ

どこからかあの懐かしい主題歌が響いてくる
夕日ってきれいだなあとアトムは思う
だが気持ちはそれ以上どこへも行かない

ちょっとしたプログラムのバグなんだ多分
そう考えてアトムは両足のロケットを噴射して
夕日のかなたへと飛び立って行く


 
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2024年11月18日

民意

 どうしても不謹慎な言い方になってしまうのですが、兵庫県知事選挙の結果については大変興味深いものを感じます。
 マスコミも議会も政党も全否定の状況の中で、兵庫県の有権者の心は選挙を通じてどんなふうに変化して行ったのか?
 知事という職責の中で職員と接するパワハラというものについて、県民の本音はどうだったのか?
 おらがまち兵庫のトップを決める選挙に、全国ネットのマスコミや無関係な評論家が介入することについて地元民はどう感じていたのか?
 各政党がこぞって他の候補者に相乗りしたことを県民はどう受け止めたのか?
 新聞、テレビなどのマスコミとは違った情報を流すSNSなどがどんな効果をもたらしたのか?
 何より終始一貫自らの正当性を主張して曲げなかった斉藤という人に兵庫県民は何を感じたのか・・・。

 当選した斉藤氏の言う通り「民意は示された」これは大事なこと。
 今後議会や政党、県庁職員、批判して来たマスコミなどがどういう対応をするのか?政治と民意のありようについて考えさせられる事だと思います。

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2024年11月15日

103万円の壁

 この問題。自民党の中にも年収の壁を取り払うべきだとか、課税金額を引き上げるべきだと考える人は多くいると思います。この人出不足の時代、学生も主婦も大いに働いて頂けるような環境を作るという意味で私も賛成です。
 しかし、そんなことをしたら税収が減ってしまうと財務省は反対します。更には地方自治体の財源も減ると、おそらく総務省あたりから焚きつけられて知事さんなどからも反対の声があがり、これまでは実現して来ませんでした。いや、やっては来たのです。厚労省が助成金を出すなどの政策は打ってきました。しかし、「壁」はそのままというやり方のため国民からは分かりにくい小出しな制度。「それならもっと働こう!」という国民感覚を引き出すことはできていなかったと思います。
 ですから、昨今の政治情勢を言い方は悪いのですが利用して、この問題を前に進めることも必要だろうな・・と、私は思います。金額は国民民主党の言う178万円でなくとも、その点は財源との兼ね合いで妥協点を見つけるべきでは。

 さて、今朝は昭和天皇の弟君のお妃、三笠宮妃百合子さまがご薨去なされたというニュース。101歳とのこと。髭の殿下で国民から親しまれた寛仁さまを始め三人の親王に先立たれたことなど、ワイドショーがその生涯を伝えています。

 秋雨や 昭和は遠く なりにけり 

 心より哀悼の真を捧げます。

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2024年11月14日

長田忠望

 季節は立冬・・・なんだかピンと来ませんが。
 以前なら今頃は霜が降り地面が凍り始める頃で、こたつ開きなんていう風習もあったとか・・温暖化ですかね。
 それでも週末になると神社では晴れ着をきた子どもたち。七五三をお祝いする様子を見かけます。七五三の千歳飴は浅草浅草寺が始まりとされていますが、その浅草寺を興した人は長田氏。私の先祖長田武蔵守平忠望(おさだむさしのかみたいらのただもち)という人。浅草海苔を発案して広めたともされています。ただの自慢ですが。

 県議会は決算特別委員会の審議が終わろうとしていて、続く12月の定例会に向けて準備が進められています。

 大相撲も始まりましたね。新大関大の里の活躍も見ものですが、私は新進気鋭、中学卒からのたたき上げ、平戸海の思い切りのよい相撲に注目です。

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2024年11月12日

にんげん

 人間て・・そもそもそんなに完璧な生き物なのだろうか?

 選挙後にわかに政界のキャスティングボードを握った政党の党首が不倫というニュース。

 人間てなんだろう・・と考えてしまったり。
「人間的」という言葉がありますが、その言葉にはヒトが持つ多少の過ちや気のゆるみや、もっと言うなら悪意や欺瞞や優越や劣等や甘えや欲望に勝てない弱さや・・そういう社会的には「良くないですよ」とされる感情や行いも併せ持ちながら、それでもより良く生きようとしているヒトのありようを「人間的」と言っているように私は思います。
 むしろそうでない人なんか居るのだろうか・・。もし居たら、私はその人とはあまり付き合いたいとは思わないだろうなぁ・・だって「にんげんだもの」

浄玻璃の 鏡の前に立つまでは
 秘めておきたし あのこともこのことも
相田みつを

※決して党首のことを弁護しているわけではありません。

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2024年11月09日

スポットライト

 愛媛県の川に現れたジンベイザメ。その正体は大阪の水族館に居た個体だったそうですね。先月、生態観察のために海に放流したのだとか。水族館で毎日多くの人から注目されていたジンベイは、やはり人から見られるのが好きだったのかな・・自然界にもどったものの、人目につく川へ戻って来て、みんなが集まって来て歓声を浴びて、しかし子どもたちも見つめる中で死んでいってしまったとか。なんだか絵本の題材にもなりそうな切ない物語ですね。
 芸能界でもそうですが、一度スポットライトを浴びた人の中にはどんなに落ちぶれても、どうしてもそこから離れられない人もいるようです。

 ただし、政治の世界で活躍し注目されるのは、芸能界でスポットライトを浴びるのとも、水族館で毎日多くの人から見られるということとも意味が違います。
 今回の選挙で多くの議員が落選の憂き目にあいました。猿は木から落ちても猿だが、政治家は選挙に落ちればただの人なんて言いますが、否、むしろそんな不遇の時こそ人々の注目は注がせれるもの。その態度次第で再び政界に戻れるチャンスは待っている。
 そう思って頑張って欲しいと、ジンベイザメのニュースを見ながら思いました。

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2024年11月08日

しっかりやって欲しい

 アメリカの次期大統領はトランプとなり、ウクライナでの戦争、イスラエルとパレスチナ、どちらも自由主義国陣営と米国の足並みが崩れる恐れが強くなりました。しかしそんな中、その自由主義の国々はドイツ、フランス、イギリスそして日本も政権が不安定な状況にあります。現状はなにをどう捉えても私たちの国にとって国際情勢で楽観的な側面は無く、今後の外交や安全保障は極めて難しい局面を迎えることになるのでしょう。特に中国との関係は重要になることでしょう。単に嫌中みたいな感覚で排他的にならず、裏も表も重層的な外交で手持ちのカードを維持する狡猾な外交も必要だと感じます。

 それにしても国会では予算委員長を野党に譲らなければならない状況。
 どの政党でも良いですが、要は目先のことにとらわれて私たちの国の行く末を誤らぬように「しっかりして頂きたい!」
 それだけです。
 
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